ソフトウェア技術者連盟とは

「ソフトウェア技術者として誇りを持とう」

そのために私たちになにができますか?

ソフトウェア技術者連盟とは

ソフトウェア技術者連盟(League for Software Engineers, 略称LSE)は、コンピュータソフトウェアを扱う技術者のための団体です。これまでにあった情報処理学会などの学術組織とは異なり、技術者のProfessional Lifeをサポートすることが主な目的です。

コンピュータシステムは社会や産業にとって欠かせないものとなっています。その中核となるソフトウェアは、個々のシステムを開発する技術者の個人的力量に頼っています。セキュリティを高め、プライバシを守るためには、技術力だけでなく、専門家としての倫理観や職業意識が求められます。

そうしたなか、ソフトウェア技術者は高度専門家として充分に認知されておらず、混沌とした状況が続いています。高いスキルと意識を持った技術者がいる一方、他方には最低限の安全性情報などをも把握していない技術者や組織が存在しています。

ソフトウェア技術者連盟(LSE)は、技術者同士の交流や情報流通の促進を図ります。また相互の交流と議論を通じて、ソフトウェア技術者の地位と職業意識の向上を目指します。

どんな問題があるのか

ソフトウェア技術者連盟(LSE)の設立メンバーは、もともとWinny開発者が逮捕・起訴された刑事事件をきっかけに活動を開始しました。Winnyというソフトウェアにはさまざまな議論がありますが、いきなり警察がやってきて刑事事件にするというのは乱暴なことではないかと危機感を抱いたのです。

また最近では、セキュリティの甘さによる個人情報漏洩事件や、ネットバンキングによる不正送金事件などが相次いでいます。ネットバンキングは顧客の金銭を操作する重要なシステムであるにも関わらず、セキュリティに関わる多くの問題が高木浩光氏によって指摘されています。

こうした事態を招いた一端には、私たちソフトウェア技術者が倫理や社会といった問題から目をそむけていたことがあると考えました。また、それぞれの組織や個人が自己流で開発を行い、(医療でいう緊急安全性情報のような)最低限の情報や知識すら共有できていない現状があります。

ほかにも、この業界にはさまざまな問題があります。過重労働、不払い残業、偽装請負等の問題ある労働慣行、優秀な技術者の不足、spam問題、キャリアパスの不安感などです。

一見すると問題が多すぎてどこから手をつけていいのか分かりません。しかし私たちは、ソフトウェア技術者の地位と職業意識の向上、相互の交流や情報交換が、全ての問題に対する答えになりうると考えています。

「組織人ではなく、職業人として」

一人一人が活躍できる環境作りのため、LSEは多くの方の参加とご協力をお待ちしております。エンジニアのQoL向上、質の向上、社会貢献がテーマです。
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